ゆるら短歌diary

ゆるらと、短歌のこと書いていきます  

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

第2回 WAKATAN(和歌山で短歌を楽しむ会)のおはなし

昨日、和歌山は、この冬いちばんの冷え込み・・ 平地でも積雪ということで、私が、WAKATANグッズを愛車に、よいこらしょと 積み込む時には、吹雪が・・ 参加してくださる予定の皆さんは、無事にたどりつけるだろうかと、超心配性の私はそれでも、えい…

南の窓から(短歌日記2016)/栗木京子歌集より

ねぢ山のすり切れるまで巻きしめし冬の心を椿がわらふ 雨はれて二輪草咲く野の道は夢の入り口あるいは出口 風、ひかり、希望、泥棒だって来る窓なり白きカーテン揺れて 公園で手洗ふ人の袖口に触れて小手毬ほろほろと散る 藤棚の下に思へり首を抱きうしろか…

永田愛さんの歌集「アイのオト」より

永田愛さんの歌集「アイのオト」より 冬の日にわれとふたりで生まれ来しいもうとがいて墓に眠れり 「抱けんまま骨になった」と母は言う木綿豆腐を切りわけながら 人混みでときおりわが手をひいてくれる妹の手はピアノを弾く手 霜月の部屋の扉は修理され滑ら…